無料一括査定が便利

金糸のカーテンの思い出

私が子供の頃、実家にものすごくゴージャスなカーテンがありました。

 

応接間の高い天井から下がっている長いもので、金糸で刺繍が入っていたのを覚えています。
今から考えると、相当、高価なものだったはずですが、当時はそんな事は想像もできず、かくれんぼの際の定番の隠れ場所になっていました。わからないことがあしましたらカーテン おしゃれにお越し下さい。

 

 

今から何十年も前の話です。
自分は高校卒業時に実家を出てしまいましたから、その後は、時々帰省した時に目にするだけになっていました。

 

そのカーテンは、随分と長持ちしたのですが、結局はダメになった模様で、いつの間にかソファのクッションカバーに変わっていました。
随分と小さくなりましたが、確かに刺繍なあのカーテンのものです。
気づいた時は、何故か意外な気がしました。
自分の記憶の中では、あの応接間とカーテンがセットになっていて、片方だけなくなるのは何だか変に感じたのです。

 

やがてそのカバーさえもダメになり、その後、震災と津波の影響で実家は取り壊しとなりました。

 

しばらく更地のままだった土地に、保険金で小さな家を建て、父母はそこにまた住み始めましたが・・・。
もう、昔を思わせる物は何一つ残っていませんでした。

 

先日、母が思い出した様に、あのカーテンの話をし始めました。
どうにもゴージャスすぎるあのカーテンは、亡くなった祖母が新築祝いに、と送ってくれたものだったのだそうです。

 

田舎の一軒家には不釣り合いなあの豪華さは、祖母の嬉しい気持ちのあらわれだったのでしょう。
母が、クッションカバーにまでして、一部だけでも取っておこうとした理由が、やっとわかった様な気がしました。